過去の情報
大御身をしました
2011.12.24
淨泉寺のご本尊、阿弥陀如来像の御身拭いである「大御身(おおごしん)」をしました。ご本山、西本願寺ではご本尊とご真影(親鸞聖人お木像)の御身拭いを「大御身」と呼び、毎年1月8日にご門主自らこれを行っておられます。「御身(ごしん)」として毎月一回、ご本尊とご真影の御身拭いがございますので、親鸞聖人報恩講前日の御身だけは「大御身」と呼び、いつも以上に丁寧に御身拭いが行われているわけです。
さて、淨泉寺の大御身では綿棒を使って、この一年間に積もったチリを丁寧に取り除きます。一時間かかって金箔も美しく、また幕末に造られた風格もひときわ新たとなったご本尊のお姿が現れました。こちらのご本尊は、富山教区上市組淨泉寺(住職の所属寺)のご隣山にご安置されていた阿弥陀如来像です。ご隣山は残念ながら解散なさったため、富山県淨泉寺にてお守りして参りましたが、親鸞聖人が大きな足跡を残された関東の地で都市開教を進めるにあたり、こうして埼玉県にお越しをいただいたことです。ひとつのお寺が消え、ひとつのお寺がこれから生まれようとしています。このようにして新たな地で新たな人々を教化して、おすくいくださること、多くの方々とご縁を結んでいただけますことを、法類一同心より喜んでおります。さあ、これで新しい年をお迎えする準備が整いました。除夜会と元旦会で皆さんにお会いできますことを楽しみにお待ちしております。