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新春雅楽の夕べに出演いたしました
2012.01.08

当日会場で配布した資料に、わたしはこう書きました。「雅楽とは、奈良時代から平安時代にかけて宮廷で完成された日本最古の音楽のひとつで、中国の俗楽(宴会の音楽)が起源とされます。管楽器は鳳笙、篳篥、龍笛、弦楽器は箏、琵琶、打楽器は太鼓、鞨鼓、鉦鼓があり、寺院や神社の儀式などで用いられています。浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、京都市下京区)では、江戸時代はじめから法要と儀式に雅楽を用いており、現在では声明(美しい旋律のお 経)とあわせて、雅楽演奏の技術向上が僧侶に課せられた修学のひとつになっています。雅楽では指揮者を置かず、演奏する者同士が互いの拍を感じながら息を合わせて演奏します。日常でも『互いに息を合わせる』、是非心がけたいものです」。
いただいた質問は、「雅楽というと神社というイメージがありましたが、 お坊さんと雅楽のつながりはどんなところから始まっているのですか?」、「お坊さんはどこで雅楽を練習しているのですか?」といったもので、ふだん接する お坊さんにはなかなか聞くことのできないものではないかと思います。そういった会話ができる場ということで、今回はとても意義があったと思います。お越し いただいた皆さんからも好評をいただいたそうで、もしチャンスがあれば、次回また出演させていただけるかも?と思っております。ご協力いただいた方は
鳳笙 成田智明(所沢市・浄土真宗本願寺派善了寺)
篳篥 榎本明覚(春日部市・浄土真宗本願寺派善巧寺)
進行 網代豊和(東松山市・浄土真宗本願寺派西照寺)
以上の方々と、わたしが龍笛で参加させていただきました。皆さん、ありがとうございました!