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親鸞聖人750回大遠忌御正当法要に出勤してきました
2012.01.10
2011(平成23)年4月より勤修されてまいりました親鸞聖人750回大遠忌法要は、2012(平成24)年1月9日より16日に至る御正当法要をもって御満座となり、その初日である9日逮夜法要とつづく初夜、10日晨朝に出勤してまいりました。9日午後2時、西本願寺の御影堂で大谷光真御門主(66)が、親鸞聖人の座像「御真影」をお納めしている厨子の扉を丁寧に開け、法要が始まりました。次期御門主の大谷光淳新門(34)が法要の導師を務められ、およそ4,000人の僧侶、門信徒がご一緒にお念仏をさせていただきました。
逮夜法要につづく初夜では、僧侶、門信徒が信仰を告白して批判を仰ぐ儀式「改悔批判(がいけひはん)」があり、31年ぶりに大谷光真御門主自ら御親読なさり、多くの門信徒を前に、親鸞聖人の主著『教行信証』にお示しくださっているご安心をお勧めくださいました。日が改まって10日晨朝にも出勤させていただき、式務部知堂が拝読される讃歎御文章をお聞かせいただき、親鸞聖人のご事績の一端とご遺徳を味わせていただいたことです。
下の写真は、御影堂の尊前に供えられる蠟燭のうちの一本をお借りして撮影した一コマです。富山・淨泉寺の先代住職である福井秀超師が依用していた鉄線唐草五条袈裟を身に着けての出勤をさせていただき、50年前の親鸞聖人700回忌大遠忌法要に出勤した先代住職を偲ぶと同時に、人の世が移ろっても親鸞聖人をお慕いする人の輪が広がっていくことの大切さを味わった次第です。