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8月5日わくわく子ども会開催しました
8月5日(日)10時から淨泉寺を会場に、「わくわく子ども会」を開催しました。この「子ども会」は疎遠になりがちな大人同士を結ぶこと、ゲー ムやテレビの無いひと時を子どもたちと過ごすこと、そして何より仏様に手を合わせる尊さに大人も子どもも触れてもらいたいとの願いで開催しているもので、 今回が3回目です。前回は4月にお釈迦様のお誕生をお祝いする「花まつり」とあわせて開催しました。
今回集まってくれたのは子ども8名、父母15名の計23名の皆さんです。まず最初に、福島県浪江町から埼玉県東松山市に避難している池田貴之さんのお話しを聴きました。池田貴之さんは昨年3月11日午後2時46分、福島県南相馬市立総合病院で薬剤師として勤務していて東日本大震災に遭いました。揺れが収まって一時間ほどしてから、泥だらけになった人が救急車で次々に運びこまれ、何が何やら分からぬまま救命救急の真っ只中に。病院周辺には津波が来なかったため、患者の方々がどうして泥だらけになっているのかがにわかには信じがたかったと話されていました。運び込まれる患者の方にトリアージタグをつけて緊急度を判断することになるなど、研修を受けたことがあるだけですべてが初めての体験だったそうです。その夜遅くに浪江町のご自宅に帰宅すると、奥さんはお子さんを連れて避難されて不在で、翌朝福島第一原発の緊急事態をご近所の方から知らされて飛び起き、情報がないなかで避難せざるをえなかった当時を振り返り、「なるべく多くの多様な情報を集めることの大切さ、疑うことの大切さ、そして最後は自分で考えて判断することの大切さ」を訴えました。子どもたちは身じろぎもせず、真剣に聴いてくれていました。池田さん、大変ありがとうございました。
次 はお寺の外に出て、流しそうめんとスイカ割りです。この日のためにご近所の藤沢さんのご親戚から、流しそうめんの竹を作成、寄贈いただき、本日がお披露目の会となりました。また、ご自宅にあったそうめんとフルーツ缶詰をご参加の皆さまからたくさんお持ち寄りいただきましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。「流しそうめんは初めて!」という子どもと大人が、ワイワイ話しながら暑い中食べるのは、本当に爽快な気分です。お腹いっぱいになったところで、スイカ割り。これは元気な子どもが本領を発揮して、すぐに割れましたよ。このスイカ割りのためにご近所で農業を営む荻野さんから、スイカ7個を寄贈いただきました。荻野さん、ありがとうございました。甘くてとてもおいしいスイカでした!この場ではとても食べきれなかったので、会の終了時にご参加の皆さまにひとりひとつずつ、お持ち帰りをいただきました。
続 いて「花和楽の湯」無料入浴券争奪ジャンケン大会は、住職とジャンケンして勝った人3名に2枚ずつ無料入浴券をさしあげるという もので、第1回からの恒例です。ジャンケンすると無料券がもらえるとあって、子どもの表情も真剣そのものい!勝って「やっ た!温泉だ!」と話す子どもの無邪気な笑顔を見ていたら、こちらも幸せをもらえます!楽しんできてくださいね!次回の子ども会は来年1月を予定しています。ど なた様もお気軽にお越しください。お楽しみに。